不安になると、私はよくこう考えていました。
「なんとかしなきゃ」
仕事のこと。
お金のこと。
将来のこと。
まだ起きてもいない未来に対して、頭の中で何度も対策会議を始めてしまうのです。
もちろん、準備をすることは大切です。
でも、どれだけ考えても答えが出ないこともあります。
そんなとき、最近は自分にこう言うようになりました。
「なんとかなる」
昔は少し無責任な言葉だと思っていました。
でも今は違います。
これは諦めの言葉ではなく、追い込みすぎた自分を少し休ませる言葉なのだと思うのです。
「なんとかなる」は無責任な言葉なのか
「なんとかなるよ」と言われて、モヤモヤした経験がある人もいるかもしれません。
困っているときほど、具体的な解決策が欲しくなるものです。
だから、「なんとかなる」と言われても、気休めのように聞こえることがあります。
確かに、この言葉には解決策はありません。
でも、「なんとかなる」が与えてくれるのは答えではなく、心の余白です。
未来を完全にコントロールすることはできません。
それでも人生は、意外とどうにかなってきたことが多いものです。
「なんとかなる」という言葉には、未来を楽観視するというより、今の自分を追い詰めすぎないための力があるように思います。
「なんとかしなきゃ」に疲れてしまうことがある

責任感が強い人ほど、「なんとかしなきゃ」と考えます。
私もそうです。
問題が起きれば解決しようとする。
不安があれば対策を考える。
それ自体は悪いことではありません。
でも、自分ではどうにもできないことまで抱え始めると苦しくなります。
天気を変えられないように、人の気持ちや未来の出来事も思い通りにはできません。
それなのに、なんとかしようと頑張り続ける。
すると心は少しずつ疲れていきます。
そんなとき、「なんとかなる」と言うことは、投げ出すことではありません。
自分の力が及ばない部分を認めること。
そして、自分にできることだけに集中することです。
「なんとかなる」は未来の自分を信じる言葉

不思議なことに、過去を振り返ると「あのときは本当に大変だったな」と思う出来事でも、結局は乗り越えてきています。
もちろん、思い通りにならなかったこともあります。
失敗したこともあります。
でも、そのたびに何かしらの形で前へ進んできました。
だから「なんとかなる」とは、未来が完璧になるという意味ではありません。
たとえ予想外のことが起きても、そのときの自分が何とかしてくれるだろう。
そんな未来の自分への信頼です。
自分を信じることは難しい日もあります。
それでも、「なんとかなる」とつぶやくことで、少しだけ肩の力が抜けることがあります。
「まぁいっか」と「なんとかなる」の違い
最近投稿した記事で、「まぁいっか」という言葉について書きました。
実は「まぁいっか」と「なんとかなる」は、とてもよく似ています。
ただ、向いている方向が少し違います。
「まぁいっか」は、今や過去を手放す言葉。
「なんとかなる」は、未来への不安を手放す言葉。
どちらも、自分を責めるのをやめるための言葉なのです。
もし「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまうことが多いなら、こちらの記事も読んでみてください。
「まぁいっか」は逃げじゃない|自分を追い込みすぎる人に必要な言葉
がんばれない夜に、自分へかける言葉
夜になると不安は大きくなります。
昼間なら気にならなかったことが、急に深刻に思えてしまうこともあります。
そんな夜に答えを探そうとしても、見つからないことのほうが多いのかもしれません。
だから私は、自分にこう言ってみます。
「なんとかなる」
根拠はありません。
保証もありません。
でも、その一言で少し呼吸が深くなります。
少しだけ眠れそうな気がします。
そして朝になると、昨夜ほど大きな問題ではなかったと思えることもあります。

まとめ
「なんとかなる」は無責任な言葉ではありません。
すべてを放り出す言葉でもありません。
それは、自分ではどうにもできないことまで抱え込まないための言葉です。
「なんとかしなきゃ」に疲れたとき。
未来のことを考えすぎて苦しくなったとき。
そんなときは、自分にそっと言ってあげてください。
「なんとかなる」
それは諦めではなく、未来の自分を信じるための小さなお守りなのかもしれません。
今日のそら色
「まぁいっか」は今日の自分を許す言葉。
「なんとかなる」は明日の自分を信じる言葉。
どちらも、自分を甘やかすためではなく、自分を壊さないためにあるのだと思う。

